飯山線の魅力

島崎藤村の「千曲川のスケッチ」や高野辰之の「故郷」に郷愁を覚え、野沢温泉で裸の付き合いを心ゆくまで楽しみ、十日町の雪まつりに酔う。
信州から越後への旅は、さまざまな思い出を心に刻む。
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飯山線は長野から新潟にかけての千曲川(信濃川)沿いを、平地と深い山間を縫いながら走る。
起点の豊野駅から飯山駅にかけては、島崎藤村が紀行文「千曲川のスケッチ」に描いたようなのどかな農村風景が車窓を流れ、スキー場でも知られる野沢温泉を過ぎる頃には高い山が迫り、列車はトンネルとトンネルとをつないで走る。
妙高山トンネルを抜ければ、終点の越後川口駅。
全長96・7km、31の駅がある。

信越本線と飯山線が分岐する豊野駅。
秋も深まりを見せると、赤く色づいたリンゴが収穫の時期を迎える。
長野でも屈指のリンゴの産地だ。

列車は豊野駅を出発して一路、飯山を目指して走る。
遠くには信濃の山々がそびえ、沿線ののどかな農村風景とコントラストを描いている。
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